3月から本格化した新型コロナの猛威の中、日々、生活をしています。
私たちも、仕事のやり方を変えることが余儀なくされました。
小さなデザイン事務所の毎日が、どんな風に変わったかを書いていきます。

事務所への出勤状況

平時はメンバーの2人は吉祥寺の事務所へ通っていましたが、自粛中は頻度が変わりました。

萩原は、子供が学校が休校の関係で、午後から出勤が増えました。自宅が近くて公共機関を使わないので、基本的には自転車で通勤。自宅よりも事務所の方が、仕事が捗るようです。そういう方は多いのではないでしょうか。

一方、石井は電車通勤のため、基本はテレワーク。自粛中は、ほぼ出勤しませんでした。元々、毎日通っていたわけではないので、あまり変わらない感じです。

自粛中の仕事状況

自粛中でも、それなりに仕事していました。デザインは、工場みたいにすごい設備はいらないし、小売りみたいに対面ではなくてもできます。

溜まっていた仕事もありましたし、補助金に申請などの事務関係も増えたので、優先順位を変えて仕事をしていました。

打ち合わせは、クライアントともZOOMで行いました。そういえば、ZOOM飲みなんてのもしてみたりしました。コロナきっかけで、久しぶりにZOOMで会った方もいます。

出張について

まず、海外出張が減りました。

海外で生産しているクライアントの関係で、海外出張が多かったのですが、コロナの影響でストップしています。再開の目途はたっていません。

幸い、アジアなので現地工場や流通ががストップすることありませんが、現地での打ち合わせは見合わせている状況です。

国内も同様です。さすがに6月からは国内の移動は解禁されていますが、ここ数カ月は動けませんでした。東京以外のクライアントも多く、また、増やしていきたいので、少々戸惑いました。

これらか動けるとは言っても東京から地方へ行くのは、少々、気が引けるところはあります。東京は国内で感染者が多い地域なので、万が一、出張先へウィルスを持ち込んだらという不安です。でも、段々と慣れていくと思います。

自粛中に、困ったこと

まず、プロダクトデザインは現地で試作を見ながら検討することが大事なので、出張ができないのは困りました。画面の中のものと現物は、本当に違います。

確認のためだけではなく、試作を見たり、現地へ行ったりするのは気持ちのテンションもあがり、商品開発へのモチベーションとなります。出張できないのは大きな問題でした。

出張だけではなく、街を歩いて市場調査をしたり、人と外食をしたりすることは、仕事の上で必要なことです。これができないのは、とてもつらい。加えて、家に閉じこもると、心がふさぎ込んでいってしまいます。

それに、毎日、嫌になるくらい、いろんなニュースが飛び込んできます。特に新型コロナのニュースは、不確定かつ、不安を煽るようなものが多かったのには、まいりました。

デザインをする上で、心の持ちようはとても大切です。自粛中は、心を安定させて落ち込まないようにするのが、一番大変でした。

解決方法1 良いとこ探し

まず、自粛という現状のいいところを探すことをやってみました。家族との時間が増えたことや、通勤時間がなくなったことは、とてもポジティブに受け取れました。また、打ち合わせもZOOMになったので移動時間の短縮になりました。

趣味の料理をする時間も増えたし、マーベルの映画もまとめて見れましたし。やっぱ、ヒーローものはおもしろいですよね!

解決方法2 変化をいい方向に捉える。

コロナの感染拡大は、どうも世界の生活を変えていきそうです。多くの国は経済的に打撃を受けましたし、アメリカの暴動のように政情不安にもなっています。

人間は、本能的に変化を嫌がるものらしいです。だから今回のように強制的に変化させられる事態には、大きなストレスを感じてしまいます。

一方で、生活が変わるということは、新しいニーズが生まれるということでもあります。例えばNEFLIXは加入者を大幅に増やし、Amazonも大幅に売り上げを伸ばしました。友人のECショップも、かなり売れているようです。

そのニーズをアレコレ考えて、自分レベルの仕事にする方法を妄想するのは楽しいです。

変化のマイナス方向はたくさんあります。実際、私たちも仕事がいくつか止まりましたし、これから不況がくるかもしれません。そのために備えることも必要ですが、あまり感情的にならないようにしていました。

つまり、変化や未来を、自分に都合のいいように妄想して捉えるようにしていました。

これはずいぶんと心が楽になりました。

そして、これから。

6月に入って自粛が解けました。

再び東京アラートが発せられたり、まだまだ感染状況は油断はできませんが、それでも少しウキウキしています。

自粛期間中に色々と妄想して、構想を練っていたことを動かしていきますので、リアルタイムでこのブログで発信していきたいと思っています。

今後ともよろしくお願いします。